こんにちは、ぷりまです。
コロナ渦で先行きが心配で投資を始めてみたいけど、
- 何から手を付けて良いか分からない
- まわりで「株を買ったら損をした」という話をよく聞くから怖くて始められない
と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回のブログでは、そんな投資初心者の方におすすめな投資方法を、”なぜおすすめか”を含め、できる限り簡単にご紹介していきたいと思います。
- 初心者におすすめな投資手法
- おすすめ銘柄
知っておくべき用語の意味
こちらの記事を読んでいただくにあたり、知っておきたい用語について簡単に解説してきます。
すでにご存じ、という方は読み飛ばしていただいて構いません。
用語1:投資
そもそも [投資] という意味をご存じでしょうか。
goo辞書では次のように記載されています。
利益を得る、またその対象の将来(成長)を見込む目的で、株・事業・不動産などに資金や力を投下・つぎ込むこと。
このブログ向けに簡単に説明しますと、「利益を得るために何かしらの商品にお金を支払うこと」、が今回の意味のになります。
またここでいう商品とは、ひとまずは株とイメージして頂いても問題ありません。
ここで具体例を見ていきます。
- 1株100円でA会社の株を1つ買う
↓
- 1か月でA会社の株は100円から200円へ値上がりする
↓
- 1株200円でA会社の株を売る
もしみなさんが上記具体例を実践したとしたら、みなさんは200円‐100円=100円の利益を得ることになりますね。
このこのブログでいう投資の意味とは簡単で、上記の場合A会社の株が100円→200円へ値上がることを期待して100円で購入する、ということを指します。
用語2:インデックス投信信託とETF
ここでは、株のような投資商品にあたるインデックス投信信託とETFについてご紹介していきます。
基本的にはインデックス投信信託もETFもほぼ同じ意味で、goo辞書では次のように記載されています。
証券投資信託の一種。ファンドの基準価格が、平均株価指数に連動して値動きするように運用を行うもの。国内株であればTOPIX(東証株価指数)、日経平均株価を利用する。指標とする株価指数が対象としている全体の銘柄を購入して運用する。1971年に米国で開発され、日本でも急速に普及した。米国ではダウ平均株価やナスダック総合指数などに連動して運用する。
上記の意味をかみ砕いて説明すると、会社をいくつかpic upし1つのグループとした時、それらの株価の平均価格 等になるように、証券会社(=会社の株を買ったり売ったりする会社)で運用する、という内容になります。
具体例として、よくみなさんがどこかで耳にする”日経平均”を上げたいと思います。
日経平均の価格は、日本の有名で大きな企業、例えばTOYOTAや日立などの225社を1つのグループとし、それらの株価を単純に平均したものになります。
投信信託・ETFは日経平均の他にも多くあり、日経平均のように様々なルールでpic upされ、単純平均であったりそれぞれ独自のルールで価格を算出しているんですね。
最後にインデックス投信信託とETFの違いですが基本的には同じ仕組みの投資商品ですので、こちらのブログでは初心者向けということで割愛させていただければと思います。
用語3:ドルコスト平均法
“ドルコスト平均法”とはたくさんある投資手法のうちの1つであり、weblio辞書では次のように記載されています。
毎月一定額ずつ同一銘柄に投資する方法。価格が高い時には購入数量が少なくなり、価格が安い時には購入数量が多くなるので、投資家は購入平均コストを下げることができる。
分かりやすい言葉に置き換えると、「毎月、100円ずつTOYOTAの株を購入する」ということになります。
後半の意味については次章で詳しく解説しますので、ここでは割愛しますね。
初心者おすすめの投資手法
ここでは、私がお勧めでありすでに結果を出している投資商品・手法とその理由についてをご紹介したいと思います。
投資商品
現時点(2021/9)で私が一番お勧めしたい投資商品、それは米国株に連動したETF商品、
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
になります。
※基本的には米国株に連動し手数料が安ければどれでも問題ないのですが、ここでは現時点で私が投資している商品をご紹介しています。
※筆者はこの商品をNISA枠で投資しています。NISAについては説明が長くなりますので別ブログでご紹介したいと思います。
この銘柄がとても良い点について3つ説明しますね。
理由1 : S&P500(米国株のETF)の価格は過去150年以上ずっと右肩上がり
まずはこの図はS&P500における150年の株価推移をご覧ください。
S&P500とは、米国(=アメリカ)株のETFであり、アメリカで有名な企業 : GoogleやFacebookなど500社をpic up した[時価総額加重平均]です。
[時価総額加重平均]とは少し難しいですので説明は割愛しますが、みなさんはアメリカで有名な企業500社における平均株価の推移ととらえて問題ありません。この図で分かるように、アメリカ株は途中に大きな不況(=株価が下がっているタイミング)があるものの、過去150年以上ずっと右肩上がりであることが分かります。
これはアメリカ企業は今までも成長してきたし、今後も成長の期待が持てるということがいえます。
楽天・全米株式インデックス・ファンドはアメリカにおける投資可能企業ほとんどによるインデックス投信信託です。
つまり長期でこちらの投資商品を持てば、利益が出る可能性が高いということが分かりますね。
理由2.手数料が安い
まず前提条件なのですが、インデックス投信信託やETFは手数料が基本的には発生し、投資金額とは別に支払う必要があります。
またそれぞれの金額も運用会社によって様々です。
※手数料とは購入手数料や信託報酬を指します。
※それぞれの意味はこのブログでは割愛します。
しかし一部の商品は、この手数料が限りなく低い商品があります。
楽天・全米株式インデックス・ファンドもその1つであり、手数料がほとんどかからない(=気にしなくてよい)商品となっています。
すごく大事なことですが、投資においてこのような各手数料はなるべく抑えたいものです。
みなさんも他の商品を検討するという時は、必ず手数料を気にして下さいね。
理由3.楽天・全米株式インデックス・ファンドは日本の証券会社で購入可能
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、アメリカにおけるほとんどの企業のインデックス投信信託であることをお伝えしてきました。
アメリカのインデックス投信信託と考えると、ドル(=$)で購入しなければいけない・購入が面倒そうと思われがちです。
ですが、楽天・全米株式インデックス・ファンドは楽天証券やSBI証券で日本円で簡単に購入することが可能です。
商品を購入する手間が少ない、も初心者におすすめな理由の1つです。
投資手法
私が一番お勧めする手法は、”ドルコスト平均法”です。
“ドルコスト平均法”の最大メリットは、日々価格が変動する投資商品を毎月購入することで、平均購入単価を抑えることができることです。
ここでは “ドルコスト平均法”を具体的にイメージしていただくために、ここからシミュレーションを交えた解説をしていきます。
シミュレーション1:1時点で株を購入した場合
まずはこちらの図をご覧下さい。
この図は、ある会社(=A社)に対する1月~5月の株の値動きだと思ってください。
まずみなさんにご理解していただきたいことは、1株の値(=株価)は1定ではなく毎日上がったり下がったりします。
前提としてみなさんに1000円分の投資資金があったとします。
この条件で”ドルコスト平均法”ではなく、1月の時に株を購入したとします。
1月時は1株500円ですので、1000円を使ってA社の株を購入すると全部で2株しか買えないことになります。
この状態をパターン1とします。
一方、同じく3月にA社の株を購入すると、1株100円ですので全部で10株も買えることになります。
この状態をパターン2とします
最後に、何かしらの理由で5月にA社の株を全部売らなければいけなくなったとします。
この場合、パターン1とパターン2損益はどうなるでしょうか、シミュレーションしたいと思います。
パターン1の場合
- 買った株数 = 1000円 / 1株500円 = 2株
- 売った時の金額 = 1株200株 * 2株 = 400円
- 損益 = 打った時の価格 – 買った時の価格 = 400円 – 1000円 = -600円
パターン2の場合
- 買った株数 = 1000円 / 1株100円 = 10株
- 売った時の金額 = 1株200円 * 10株 = 2000円
- 損益 = 打った時の価格 – 買った時の価格 = 2000円 – 1000円 = +1000円
上記のように購入月によって利益が出たり損失がでたりしますね。
パターン2の状態で帰れば大きな利益が出るのは結果論として分かりますが、そもそも
将来、株価が上がっているか下がっているかを予想することは、基本的にはとても難しいことです。
※それができるのであれば、みんなお金持ちですね😅
ある1点で購入するにはとてもリスクがあることがシミュレーションからご理解いただけたと思います。
シミュレーション2:ドルコスト平均法で株を購入した場合
ここではA社の1株あたりの価格が12月に500円に値が動いたと考えてください
また前回と同じく1000円手元にあり、この図2の1~5月にドルコスト平均法で株を購入したとします。
この場合ですとA社の株を毎月200円分購入することができますね。
繰り返しになりますが、”ドルコスト平均法”とは毎月同じ金額で株を購入するということです。
このケースの場合、毎月以下のの株数を取得することができ、合計で0.4株+1株+2株+0.6株+1株=5株取得できることが分かります。
1月 : 200 / 500 = 0.4株取得
2月 : 200 / 200 = 1株取得
3月 : 200 / 100 = 2株取得
4月 : 200 / 300 = 0.6株取得
5月 : 200 / 200 = 1株取得
この状態をパターン3とします。
ここで、例えば12月にパターン1-3でA社の株を1株=500円で売却した時の損益を確認していきます。
パターン1の場合(1月に購入)
- 買った株数 = 1000円 / 1株500円 = 2株
- 売った時の金額 = 1株500円 * 2株 = 1000円
- 損益 = 打った時の価格 – 買った時の価格 = 1000円 – 1000円 = 0円
パターン2の場合(3月に購入)
- 買った株数 = 1000円 / 1株100円 = 10株
- 売った時の金額 = 1株500円 * 10株 = 5000円
- 損益 = 打った時の価格 – 買った時の価格 = 5000円 – 1000円 = +4000円
パターン3の場合(ドルコスト平均法で購入)
- 買った株数 = = 5株
- 売った時の金額 = 1株500円 * 5株 = 2500円
- 損益 = 打った時の価格 – 買った時の価格 = 2500円 – 1000円 = +1500円
上記を見ると、当然ながらパターン2の状態が1番利益を出しているので一番いい状態といえます。
しかしながら、パターン2の時がベストな購入月=2月時点と判断することはとても難しいです。
一般的には「もしかしたら3月はさらに下がっている可能性が高いから買えない」、と考えてしまうのが人間の心理といわれています。
パターン1の時も同様です。もし、その前の数か月間ずっと株価が上がっている状況での500円だとしたら、みなさんはどうしますか。
こちらも一般的にいわれているのが、「まだ上がるだろうと想定し1月時点で株を購入しよう」とする人が多い傾向にあるといわれています。
このように投資は心理が働くともいえるため、ベストな状態で株を購入することはとても至難の業なのです。
それに代わりドルコスト平均法は何も考えずに定期的に一定額購入するだけですので、株価格が上がったときには少しだけ、下がった時にはたくさんの株を定期的に(上記の場合は毎月)購入ができます。
この手法は、パターン1のように高い価格のみで株を購入するリスクがなくなります。
もちろん株価は上がったり下がったりするのですが、もし長期的に株価が上がり続けているものであれば、最終的に利益を得る確率が高くなるのは明白ですね。
投資期間
“投資商品をドルコスト平均法でどのくらいの期間購入するべきか”
についてお話していきたいと思います。
前章では株価は一貫して上がり続けるものではなく、日々上げ下げを繰り返すとお伝えしてきました。
またみなさんもお聞きになったことがあるかと思いますが、投資期間中にリーマンショックのように大きな株価下落が発生しないとは言い切れません。
もし投資し始めてすぐにリーマンショックのような株価下落が発生した場合、確実に含み損が発生します。
※含み損とは、投資した金額より価値が下がっている状態/売買しなければ損をしたとは決定しない状態
このように短期機関では投資した資金より価値が下がってしまう(元本割れ)リスクが高くなり、米国株(S&P)に1年間投資し続けた場合のリターンは+60.7%~-48.7% といわれています。
これは1年間で合計1000円投資した場合、1年後にその価値は1600円~500弱の範囲内の可能性が高いということを示しています。
一方、もし1年でなく5年・10年・15年と投資期間を延ばした場合のリターンも見ていきましょう。
- 5年後 : +29.2% ~ ー8.6%
- 10年後 : +19.0% ~ ー3.6%
- 15年後 : +11.3% ~ +1.7%
このように米国株に投資し続けた場合、15年後には元本割リスクが完全に消失することが分かりますね。
まとめ
現在は銀行口座で貯金しても平均金利が0.01%もない時代です。
長期期間かけてS&Pなど米国株に投資した方がよほど儲かることが分かります。
例えば15年投資した場合、最低でも1.7%の利益が付与されること数字上照明されていますからね。
ぜひ参考にしてみて下さい。