株っていつ買えばいいか分からない・・
このようなお悩みを解決します。
- リスクを減らした金融商品の買い方
- ドルコスト平均法
★この記事を書いた人★
株などの金融商品を購入する時に一番に考えなければいけないことはリスクを減らすことです。
金融商品の価格は日々変動しており、ベストな購入時期を探すのは至難の業です。
これは、ある1時点で株を購入することはリスクがとても高いと言えます。
今回は筆者も実践している、リスクが最も低くなる金融商品の購入方法:ドルコスト平均法についてご紹介していきます。
ドルコスト平均法について
ドルコスト平均法とはたくさんある投資手法のうちの1つであり、毎月同じ金額で同じ金融商品を購入する方法です。
イメージしやすいような具体例ですと、「毎月100円ずつ、トヨタ株を購入する」になります。
では、なぜ毎月購入する方がある1時点で購入するよりリスクが低くなるのでしょうか。
次からシミュレーションを通して説明していきます。
ドルコスト平均法のシミュレーション
まずはこちらの図をご覧ください。
この図は、ある会社(=A社)に対する1月~12月の株の値動きだと思ってください。
今回は以下の2つの場合においてシミュレーションを実施しリスクを比較していきます。
- ある1時点で株を購入した場合
- ドルコスト平均法で株を購入した場合
シミュレーション1:ある1時点で株を購入した場合
例えばみなさんに1000円の投資資金があった時、2月または4月にA社の株を購入し12月で売却した場合のシミュレーションをしていきたいと思います。
- 21月A社株を1株=500円で購入
購入株数=1000円/500円=2株
- 12月A社株を1株=300円で売却
売却金額=300円×2=600円→400円の損失
- 4月A社株を1株=100円で購入
購入株数=1000円/100円=10株
- 12月A社株を1株=200円で売却
売却金額=300円×10株=3000円→2000円の利益
このように購入月によって利益がでたり損失が出たりすることが分かりますね。
結果からみれば4月に1株100円購入すれば大きな利益が出ますが、その時点に株を購入することはとても難しいことです。
例えば2月時点の時、その前数か月間ずっと株価が上がっている状況での500円だとしたらみなさんはどのように考えますか。
一般的には、「まだ上がるだろう、だから株を購入しよう」と考える人が多い傾向にあります。
同様に4月時点では、「5月以降はさらに下がりそうだから買えない」、と考えてしまうのが人間の心理といわれています。
このように投資は心理が働くともいえるため、ベストな状態で株を購入することはとても至難の業なのです。
ある1時点で株を購入するってリスクが高いよね~
シミュレーション2:ドルコスト平均法で株を購入した場合
シミュレーション1と同じく1000円の投資資金があった時、1~5月期間にドルコスト平均法で株を購入し12月に売却した場合のシミュレーションをしていきます。
繰り返しになりますが、ドルコスト平均法は毎月同じ金額で同じ金融商品を購入することです。
この場合、”1~5月の5か月間に毎月200円ずつA社の株を購入する”ということになります。
- 1月1株400円で購入
購入株数=200円/400円=0.5株
- 2月1株500円で購入
購入株数=200円/500円=0.4株 (合計 0.9株)
- 3月1株300円で購入
購入株数=200円/300円=0.6株 (合計 1.5株)
- 4月1株100円で購入
購入株数=200円/100円=2株 (合計 3.5株)
- 5月1株200円で購入
購入株数=200円/200円=1株 (合計 4.5株)
- 12月1株300円で売却
売却金額=300円×4.5株=1350円 → 350円の利益
ドルコスト平均法ではA社の株を分散して購入できますので、2月に高値掴みをしてしまったという事態は避けられます。
もちろんこのチャートでいえば、最安値である4月に購入することがベストではありります。
しかしながら、繰り返しお伝えしている通り多くの経験を積んでいる方でも1番安い時期など推測することは至難の業なのです。
言い換えれば、ここが1番安いと判断し投資することはギャンブルと同義だと筆者は考えています。
まとめ
ドルコスト平均法での購入と、ある1時点で株を購入のそれぞれの場合でシミュレーションをしてきました。
ドルコスト平均法は、特にいつ投資すべきかわからない初心者におすすめな投資手法です。
ぜひ一度試してみてくださいね♪