移動平均線って使っている人多いけどよくわからない・・・
このようなお悩みを解決します。
- 移動平均線の基本知識
- 移動平均線の使い方
★この記事を書いた人★
トレンドに乗ることはFXの勝率を上げるためには不可欠です。
トレンドの方向性が分かるインジケータは世の中にたくさんありますが、筆者は移動平均線しか使わないほど重要視しています。
しかしながら移動平均線が分からない、もしくは表示させても使いこなせていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はトレンド方向が一目でわかる移動平均線についてご紹介していきます。
移動平均線とは
移動平均線とはその名の通り平均値をつなぎ合わせた線のことをいいます。
ここでは移動平均線の基本知識についてご紹介していきます。
移動平均線の算出方法
こちらの図をごらんください。
例として”5日移動平均線”の具体的なイメージを挙げていきましょう。
こちらの図はある時間足のローソク足がいくつか並んだものとしてみてください。
移動平均線とは、該当より4つ前までの5つのローソク終値の平均値を算出したものをつなげた線になります。
図のようなオレンジ星ローソクの平均値を算出する場合は、オレンジ線枠内のローソク終値を用いて平均値を算出します。
5日移動平均線とは、上記図でいえばオレンジ・緑・青の★のように各ローソクの平均値を算出し結んだものになります。
今回は”5日”移動平均線で説明していますが、これが20日移動平均線であれば20本の、100日であれば100本のローソク終値の平均値になります。
移動平均線の算出方法は平均値以外にもあるよ~♪
移動平均線の動き方
ここからは移動平均線の動き方について考えていきたいと思います。
もしローソク終値が高くなっていく、あるいは低くなっていくと平均値はどのように動くでしょうか。
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そうですね、簡単ですね。
平均値は終値が高くなっていけば上昇、低くなっていけば下降していきます。
具体的にイメージ図を見ていきます。
こちらの図ではローソクの中に実際の終値を設定して5本のローソクごとに平均値を算出しています。
この図でもそれぞれの★時点で平均値が上がっていることが分かるかと思います。
これは右肩上がりのチャートであれば移動平均線は右上に向かって伸びていき、右肩下がりであれば移動平均線が右下に下がっていくことが分かります。
言い換えれば移動平均線が右上に伸びていくのであればロング相場、逆に右下に伸びていくのであればショート相場の可能性が高いことがいえるのです。
移動平均線で相場の方向性が確認できるね♪
移動平均線とローソク足の関係性
ここでは移動平均線とローソク足の関係性を見ていきます。
こちらの図をご覧ください。
こちらの図は上昇トレンドにおけるローソク足と移動平均線との関係です。
この図で示す通り移動平均線が上向き上がっていくとき、その時のローソク足は移動平均線の左側で上がっています。
続いて下降トレンドの時も見ていきましょう。
上昇トレンドと同じように、 移動平均線は下向きに下がっていくとき、その時のローソク足も移動平均線の左側で下がっています。
後ほど実際のチャートでもお見せしますが、上昇 or 下降トレンド発生中は移動平均線の向きとローソクの動き方が同じであることが基本です。
また合わせて、ローソク足は移動平均線から離れたら近づくと特徴もあります。
移動平均線に近づいたら反発する性質をグランビルの法則っていうよ♪
実際のチャートを見てみよう
ここからは実際のチャートで確認していきましょう、クイズ形式です。
このチャートには例として20日移動平均線が引かれています。
このチャートにおける上昇トレンドまたは下降トレンドはどこでしょうか。
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筆者の考える正解はこちらです。
オレンジ〇が上昇トレンド、緑〇が下降トレンドです。
実際はダウ理論やトレンドラインと共に判断する必要がありますが、移動平均線の左側にいる時が上昇・下降トレンドが発生していることが分かりますね。
確認してお分かりの通り、移動平均線だけでもトレンドの方向性が分かる非常に優秀なツールであることがわかりますね。
まとめ
移動平均線はトレードが一目で分かる優秀なインジケータです。
筆者は移動平均線の左側でのエントリーをいつも強くお勧めしていますし、私も基本的には左側でのトレードをしています。
ぜひ移動平均線を使ってみてくださいね。